ウシオが持ち帰った猪肉
先日、ウシオが猪肉を持ち帰ってきました。
ワシが撃ったシシや。
これは、美味いで。
ウシオが撃ったシシは、
体重が30~40kg、3歳くらいのメスのシシでした。
今回の猪肉は、塩コショウで焼いて、最後に焼肉のタレを絡ませて食べました。
これは、美味しい。
獲物の性別や年齢、捕獲した時期等によって獲物の美味しさは異なります。
また、捕獲方法や捕獲の手順、精肉に至るまでの過程と精肉の仕方も獲物の味に大きな影響があります。
私が美味しい猪肉について、お話します。
猪肉自体による条件と味の違い
私の考えですが、下の表のようになると思います。
条件 | 美味しい | 美味しくない |
---|---|---|
年齢 | 若い | 高齢 |
性別 | メス | オス |
季節 | 冬 | 夏 |
歳をとった大きくて硬いイノシシよりも、3歳くらいのメスのイノシシの方が美味しいと言われています。
メスとオスでは、オスは少し臭みがあります。1月中旬くらいからオスのイノシシは特に臭いです。これは、発情期に入るためといわれています。
また、発情期のオスは脂肪が『鎧』といわれる硬い状態になります。鎧は普通の食べ方では食べれません。発情期の雄のイノシシは、喧嘩で怪我をして傷が膿んでいる個体もありました。
発情期の情報と矛盾を生じますが、冬は脂肪が載っており、美味しいです。
夏のイノシシは、真っ赤な肉です。
今回ウシオが獲ってきたイノシシは、若いメスでした。もう少し寒い時期に捕獲した方が美味しいですが、十分に美味しいイノシシでした。
私は雄なので、撃たないで下さい。
捕獲方法による味の違い
捕獲方法によっても、肉の味は異なります。
素早く放血と内臓の摘出をして、すぐ肉を冷やす事が美味しい肉にする秘訣です。逆に、獲物にストレスを与えるほど、肉は不味くなるといわれています。
これまで一番美味しかった鹿肉は、自分で捕獲した大きなメスのシカでした。
車で流し猟をして捕獲したのですが、撃った後すぐにウシオが内臓を抜いて近くの沢につけてくれました。
スラッグ弾が首に当たっており、自然に放血が出来ていました。シカはその場で倒れており、ストレスもかからなかったと思います。
素早く肉の処理が出来るのは、単独猟(私達の場合は二人ですが)のメリットの1つだと思います。
先日、小規模な巻狩をしましたが、この時も素早く肉の処理が出来ました。
捕獲するなら美味しく捕獲したいですね。
誰が美味しく鹿肉の処理をしたんや。
ウシオさんです。