今回は、モンベルのジオラインという速乾性肌着についてお話します。
ジオラインは、大きく3種類に分かれる
モンベルのジオラインは、生地の厚みにより3種類に分ける事が出来ます。
薄い順に、
名前 | L.W. 薄手 ライトウエイト |
素材 | ジオライン(ポリエステル100%) |
アクティビティ | 【登山】【ウォータースポーツ】 |
解説 | 軽量で速乾性に優れているので、 寒い季節の激しく汗をかく運動 や夏場のウォータースポーツなど、 オールシーズン活躍する汎用性の 高いモデルです。 |
名前 | M.W. 中厚手 ミドルウエイト |
素材 | ジオライン(ポリエステル100%) |
アクティビティ | 【登山】【アイスクライミング】 【スノースポーツ】 |
解説 | 適度な保温力を持ち、素早く汗を吸水 拡散して素肌を常に乾いた状態に保ち ます。登山やツアースキーなど、行動 と休憩を繰り返すアクティビティに 最適。一年を通して活躍します。 |
名前 | EXP. 厚手 エクスペディション |
素材 | ジオライン(ポリエステル100%) |
アクティビティ | 【スノースポーツ】【極地遠征】 【冬季登山】 |
解説 | 厳寒地での着用を前提に保温性を重視 したスノーシーズンに最適なモデル です。三層構造のふっくらした空気層 が暖かさを逃しません。 |
モンベルのHP参照
全て素材は同じなので、違いは生地の厚みになります。生地の厚みにより、暖かさ(暑さ)が異なります。

私は、【ライトウエイト】と【エクスペディション】の2種類。それぞれのシャツとタイツを持っています。

雪山では、速乾性肌着が必要?
約8年前に、モンベルのジオラインを買った経緯について 。
~約8年前~
職場でのお話です。

上司さん、今度彼氏と登山に行く事になりました。

そうですか。それでは、色々調べてあげますよ。
カチャカチャと、キーボードを叩く音が聞こえます。

とら子さん、これを見なさい。

遭難して、生き残る為に『ATP、ATP』と言ってアリを食べた。。。。
・・・・・・・・・・・
上司さん、登山といっても、六甲山やし。。。
たぶん大丈夫やし。

とら子さん、何を言っているんだ。
そういう事を言ってると、遭難して死ぬんだよ。

はい、読みます。

すべては慢心からきた、小さなミスの連続が、重大な結果を招いたと思う。
平成14年4月27日遭難の記録(事実を書き残し、自分自身の戒めと教訓にと思う。)より引用
今、ここに改めて反省をしたい。
もう一つ。では、何故助かったのか。
それはもちろん救助にあたってくださった県警の皆さん、多くのご心配いただいた方々のおかげである。
この他にあるかと聞かれることもあり、よく考えてみると、それは、新素材の速乾性の下着のおかげかも
しれない。綿の下着であれば、決して乾くことも無く、あの夜の寒さでは体がもたなかったと思う。
そして、「運」である。次の日、晴れていなければヘリは飛ばなかった。夜、雨や雪が降っていたら、
凍え死んでいたと思う。
そして、この運は、心配してくださった皆さんの「思い」のおかげであると思えてならない。
本当にありがとうございました!!!
速乾性の下着か~~
私はこの後、速乾性の下着を調べました。そうすると、モンベルのジオラインがどうもいいようです。
この時は、山歩きのため、3種類のうち一番薄い【ライトウエイト】のシャツとタイツを購入しました。
ジオライン【ライトウエイト】を実際に運用してみて
購入してから、約8年間運用してみて
結論としては、厳冬期以外の山歩きでは快適でした。汗冷えはしないのですが、生地自体の保温性が低くて、長時間休憩するのには向いてませんでした。そのため、巻狩のように長時間動けない状況では寒かったです。
ジオライン【エクスペディション】も購入する事に
昨年、ジオラインのエクスペディションを購入しました。
購入する時に悩んだのが、【エクスペディション】と【ミドルウエイト】のどっちにするか?です。どちらが合うかは、どのような活動をしているかで選ぶべきなので、私自身の狩猟のスタイルを確認しました。
- 巻狩の時は、高いところのマチ(タツマ)が多い。
- 関西の中では、寒い地域で活動する(昔、自動銃のボルトが凍った事があるらしい)
- たまに、鳥撃ちをする(カモやヤマドリ)
- たまに、忍び猟をする
マチに着くまでけっこう汗をかきます。【エクスペディション】だと、暑くなり過ぎるかも?と、悩みましたが、歩く時間より動かない時間が多い事。忍び猟は、早く歩かないのであまり汗をかかない事。以上を考えて、暖かさを優先して【エクスペディション】にしました。
ジオライン【エクスペディション】を実際に運用してみて
実際に1年間運用してみました。

私は【エクスペディション】を購入してよかったです。
重ね着が少し減ったので、銃を構えやすくなりました。
寒さはだいぶマシになりました。
本当に購入してよかったです。

誰が買うたんや。

はい、ウシオさんです。
ジオラインを洗濯する時に注意すべき事
洗濯上の注意事項です。
- 高温(40℃以上)のお湯で洗わない
- 洗濯機で洗う時は、弱く洗う
- 日陰の吊り干し
- 濡れたまま長時間放置しない
- 柔軟剤は使わない
- ジオラインについている洗濯の注意事項をチェック

私は洗濯機で洗う時は、ネットに入れています。
アウターは、狩猟で使うとすぐボロボロになります。
下着は、ボロボロになりにくいし、多少穴が空いても着れます。
ジオラインに限らず、私はアウターよりも下着にお金をかける方をお勧めします。

あれは、いいものだ…!