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【2021年版】間違いだらけの猟隊えらび 前篇

symmetrical photography of clouds covered blue sky 狩猟
Photo by James Wheeler on Pexels.com
この記事は約4分で読めます。

内地での猟銃による事故の多くは、巻狩りです。

狭い空間に多数の鉄砲がある『巻狩り』は、誰と一緒にするか?が大事だと思います。

自分が事故を起こさない様に気をつけていても、撃たれたらお終いだからです。

         

事故に巻き込まれない為の第一歩は、所属する猟隊選びから始まります。

と、いうわけで。

所属しない方がいいと思う猟隊の案内です。

        

銃口管理を出来ない人がいる

鉄砲の弾丸が発射される部分を銃口じゅうこうといいます。

鉄砲を取り扱う時は、常に銃口が何処を向いているか?きちんと確認して、安全な方向に銃口が向くようにしなければいけません。

実際に銃口管理がきちんと出来ていれば、暴発等で弾丸が発射されても事故が起きる可能性が少ないです(暴発がいいという訳では、ありません)。

銃口が人の居る方向を向いていなければ、人に当たらないからです。

          

下記は、銃口管理が出来ていれば、暴発で終わっていた事故です。

            

鉄砲には、常に弾が入っていると考えて扱う必要があります。

銃口管理は、狩猟の時、射撃の時、整備の時。鉄砲を扱う時は、常に意識しましょう。

       

~~体験談~~

巻狩りが終わって、犬を回収した後の話です。

         

マタギ
マタギ

ごくろうさん。

タツ(マチ)をあげてや~

       

とら子
とら子

了解しました。

脱砲だっぽうします。

       

てくてくてく。

とら子は、下のタツ(マチ)に合流します。

           

先輩
先輩

おつかれさんやで~。

          

先輩と合流しましたが、銃口がとら子の顔を捉えています。

         

とら子
とら子

先輩、銃口が私に向いてますよ。

        

先輩
先輩

へ~?

なんや~

       

とら子
とら子

(あかん。

先輩は、銃口管理の意味が分かってない。)

           

先輩
先輩

あっ、獲物や!

バーン!!

         

とら子
とら子

それも、薬室に弾入ってるやん!

        

その場で、他の先輩にも報告しましたが、あの人はそういう人やで。と言われて終わりました。

          

          

暴発する人がいる

       

  

ぼう‐はつ【暴発】 の解説

) 内にこもっていたものにこらえきれず、にわかに過激な行動を起こすこと。「不平分子が暴発する」

)不注意などから、ピストルや小銃が誤って発射されること。「猟銃が暴発する」

goo辞書より引用

     

今回は、2の『不注意などから、ピストルや小銃が誤って発射されること。』という意味です。

            

以前、射撃場が主催の射撃大会に参加した時にこんな事がありました。

        

マタギ
マタギ

とら子さん、射台の天井を見て下さい。

           

とら子
とら子

何か穴がいていますね。

石でも当たったのかな?

           

マタギ
マタギ

その穴は、暴発していたんやで。

        

50m標的射台の天井には、無数の穴がいてました。まるでお星さまのようです。

銃口を上に向けて弾を装填した時に、暴発したそうです。

マタギ先生は、暴発対策に弾を装填する時は的の方向に向かって装填して下さい。と、言っていました。

                 

それから数カ月後、猟友会の支部の猟期前練習で他の人が暴発しているのを目撃しました。

とら子
とら子

トラップ射撃しかして無かった時は、暴発なんて見た事なかったんやけどな。

あの穴の数からして、暴発というのは割と起きるんやな。

      

トラップ射撃では、暴発が起きない。という事ではないです。       

炎の体育会TVという番組で、生放送中に芸能人の方がトラップ射撃で暴発させていました。

その芸能人の方は、もともと引き金に指をかける癖がついていました。

暴発した時も、誤って引き金を引いたようです。

             

               

猟隊を選びましょう

上記のような人が1人でもいれば、事故が起きる可能性が急上昇します。

10人の猟隊があって、9人がきちんとしていてもです。

それは、1人が事故を起こせば一緒だからです。

            

先の話に出てきた『銃口管理が出来ない人』は、よく暴発する人でした。

私がたまたま生きているのは、運が良かっただけだと思います。

ただし、私はその人自体が嫌いな訳ではないです。

実際に話をすると、面白い人でした。

だけど、鉄砲を取り扱う場所では一緒に居るべきではないと思いました。

          

          

個人攻撃や猟隊への攻撃ではなく、事故が起きてほしくないから。

『間違いだらけの猟隊えらび』、続きます。

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